阪神ジュベナイルフィリーズ予想

先週のチャンピオンズカップは本命ジュンライトボルトが1着だったもののクラウンプライドまで押さえていなかった。3歳来たらゴメンナサイとフラグ立てていたら、本当に3歳が2.3着に残ってフラグ回収である。後から考えると展開の利があったクラウンプライドは普通に押さえるべき、福永だし。そして今週はその福永騎手が調教師に転身するというニュースも飛び込んできた。正直勿体ないと思うが、コントレイルで3冠取った達成感もあって次の目標を見つけたのだろう。残りのG1は間違いなく報道も増えると思うので要注目。

ということで今週も縁起を担いで予想を書いておく。

 

阪神ジュベナイルフィリーズ見解

今年は重賞勝ち馬が多くレベルは高そう。その中での力関係を見極めるのがポイントだが、やはりアルテミスステークスが1番レベルが高く、直結すると見ている。今年は内がまだ固い馬場状態なので内枠有利と見る向きが多いようだが、あくまで昨年に比べて内が良いというだけで、枠はそこまで影響は無いと見ている。むしろ狙いたい馬が外枠にいったおかげで馬券妙味は高くなって面白くなった。基本的にはコース適正の高そうな馬と、仕上がり早い血統を狙いで予想を組み立ててみる。特に仕上がりの早そうな母父に注目。

 

ラヴェル

アルテミスステークスは、上手く持ち出せなかった2着のリバティアイランドの方が強いと見られているようだが、最後方から33秒0で差し切ったラヴェルの方が上と見る。姉のナミュールよりもこの時点での完成度は高そうで、小倉、東京と違うコースを連勝しているのもプラス。想定では2番人気と思っていたが大外が嫌われたのか前日は4番人気。ペースが緩んで前残りになると怪しくなるが、内枠を引いたサンティーテソーロが引っ張って、それなりに流れると見ているので最後で差し切れるという見立て。しかしハービンジャーキタサンブラックと種が替ってもここまで走る産駒を出すサンブルエミューズは偉大だ。母父ダイワメジャーはこれまであまり走っていなかったが、来年のPOGは凄いことになりそうである。

 

○モリアーナ

新馬コスモス賞と強い勝ちっぷりだったが、前走1800より体型、血統的にもマイルのほうがいい。展開も不問で、ドゥアイズを物差しにすればこの馬の力は上位にランクされる。実はこの馬もラヴェルと同じく母父ダイワメジャーでレース適正は高いと見る。武藤ファミリーの結晶という馬で注目されているが、重賞未勝利の武藤騎手は不安材料でもある。ただ先週も石川裕紀人がG1初制覇したように流れが出来ているので充分チャンスはある。プロレスファン的には武藤敬司引退も後押ししそう。

 

▲ドゥーラ

札幌1800を連勝で進めてきた。レース内容からオークス向きそうな感じだが、勝負強さでここも勝ち負けまであると見ている。母父キングヘイローは超大物のイクイノックスが出現しトレンド血統。しかしこれも8枠が嫌われたのか予想以上に人気が無い。ラヴェルとドゥーラのワイド勝負でもかなり付きそうだ。斎藤騎手がG1未勝利なのも買い要素。

 

△リバティアイランド

本来はアルテミスステークス中心ならこの馬をもっと上位にすべきだが、東京のスローしか経験が無く、どうにもコケそうな雰囲気がする。前走負けて強しとは言っても、結局ラヴェルを差しきれなかったわけであまり過大評価になるようなら危険。コロナで騎乗が微妙だった川田騎手は乗れるようだが、この秋G1の一連の騎乗ぶりを見るとこれも不安要素。ネガ要素ばかり書いたが、2歳牝馬とは思えない馬体をしていて素質は間違いなく高いので押さえには入れておく。

 

△キタウイング

ダノンバラード産駒というだけで買い。最近は馬柱でダノンバラードを見つけたらテンションが上がるくらい好き。とにかくダノンバラードは人気薄で穴を開ける。新潟2歳ステークスがレベルが低いと言われているが、後に勝ち上がった馬も多いのでそれほど低くは無いはず。人気が無い内枠で好走出来る条件は整っている。

 

買わない馬

ウンブライル

10倍以上付くなら押さえようと思ったが前日2番人気。ロードカナロアはコース実績があるが、この馬は1400で強い勝ち方を見せているのが逆に不安。1400の鬼、ダイアトニックがマイルでサッパリのように意外と1400と1600では適正が変わる。全姉のステルナティーアは昨年のこのレースで凡走していまった。人気馬で切るならコレ。

 

あとは阪神マイル連勝のムーンプローブは3着にはあるか。サリオスに乗れなかった松山の意地も見たい。

 

そういえばサリオスが跛行で引退レースを走れなくなるというニュースも入ってきた。サリオスについては言いたいことが色々あるのでまた今度書こうと思う。最後の最後まで運のない馬になってしまった。